ヨガ・ピラティス
ヨガ 著 者: 池田 康祐
紀元前三千年ごろにインダス川流域において古代文明が栄えました。
ご存知でしょう。
インダス文明ですね。
その流域の発掘品の中にヨガの行者らしい格好の座像が発見されたことにより、
ヨガの起源はインダス文明の頃だろうと言われています。
しかしその当時はヨガという言葉はなかったので、
その頃が起源と決定してしまうのは早すぎるかも知れませんね。
ヨガという言葉の本来の意味はサンスクリット語で
「馬を馬車につなぎとめる」
ということになっています。英語の「yoke」と同じ語源です。
これが後に抽象化されて 「統合」 を意味するようになりました。
ヨガのポーズの特徴は
弛緩 → 緊張 → 弛緩 → 緊張・・・
という一つのリズムで進めていくことにあります。
これは自律神経と同じです。
どういうことかと言うと、緊張が高まると交感神経が働きますし、弛緩すると副交感神経が働きます。
交感、副交感のバランスが取れていて初めて人間の体はうまく成り立っていきますから、ヨガのリズムはとても重要なことになります。
さらにヨガのポーズの目的の一つに、体下部に溜まっているエネルギーをいかに上部に上げるかということがあります。
人は呼吸と一緒に宇宙のエネルギーを吸い込み、そのエネルギーを頭の後ろにある松果体を通って体中に流れていきますが、残念なことにこのエネルギーは下部に滞りがちなので、脳まではあまり伝わりません。
その上、エネルギーの通り道である背骨が硬い人はなおさら伝わりにくいのです。
そのためにヨガでは背骨の柔軟さが重要視されています。
このことから分かるように、ヨガのポーズのほとんどが背骨の運動になっています。
・後ろに反る
・前に倒す
・上下に伸ばす
・ねじる
これらの動作をすることで背骨を介してエネルギーを伝えていくわけですね。
自分の体が持つ機能を少しでも活かすために、一度お試しください。
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